2008年03月30日
お家さん
今年から花粉症(だと思われる鼻づまり)で悩まされているので、春は、「読書の春」にしようと、提案したいと思ってます。
さっそく読んだのが「お家さん」。加古川在住の作家、玉岡かおるさんの最新作だ。
おもしろい。日本で最初の総合商社といえる「鈴木商店」の、明治から大正、昭和にかけての栄枯盛衰を描く。
舞台が神戸。いつも何気なく通っているようなところが舞台になったりしている。そして、主人公の”鈴木よね”を中心に、歴史
にからみながら、ラブロマンスも繰り広げられる。読んでいて、どこまでが事実で、どこまでがフィクションなのか、分からなくな
ってきた。それほど、小説として、違和感なく話が展開しているということなのだろう。それで、「そうや、書いた本人に聞くの
が一番や」と思い、玉岡さんの”お家”に行って、直接聞いてみた。聞いててよかった。珠喜も拓海も田川さんも、みなフィクショ
ンだと!いやあ、お見事です。そして、歴史に沿って小説を書くことが、いかに大変な作業か、というお話も聞かせてもらいまし
た。資料の収集や分析の、そら大変なこと!おかげで、台湾の歴史についても、よくわかります。
そして、もうひとつ気になっていたのが、「鈴木商店」の建物などが、どこかに残っているのかということ。この問いには、「残念
ながら、ほとんど残ってない」そうだ。
春のゆううつを一気に吹き飛ばしてくれる「お家さん」。新潮社から上下2巻で発売中だ。
さっそく読んだのが「お家さん」。加古川在住の作家、玉岡かおるさんの最新作だ。
おもしろい。日本で最初の総合商社といえる「鈴木商店」の、明治から大正、昭和にかけての栄枯盛衰を描く。
舞台が神戸。いつも何気なく通っているようなところが舞台になったりしている。そして、主人公の”鈴木よね”を中心に、歴史
にからみながら、ラブロマンスも繰り広げられる。読んでいて、どこまでが事実で、どこまでがフィクションなのか、分からなくな
ってきた。それほど、小説として、違和感なく話が展開しているということなのだろう。それで、「そうや、書いた本人に聞くの
が一番や」と思い、玉岡さんの”お家”に行って、直接聞いてみた。聞いててよかった。珠喜も拓海も田川さんも、みなフィクショ
ンだと!いやあ、お見事です。そして、歴史に沿って小説を書くことが、いかに大変な作業か、というお話も聞かせてもらいまし
た。資料の収集や分析の、そら大変なこと!おかげで、台湾の歴史についても、よくわかります。
そして、もうひとつ気になっていたのが、「鈴木商店」の建物などが、どこかに残っているのかということ。この問いには、「残念
ながら、ほとんど残ってない」そうだ。
春のゆううつを一気に吹き飛ばしてくれる「お家さん」。新潮社から上下2巻で発売中だ。